ライカとスマホ
不便を楽しむ
最近のスマートフォンのカメラハード・アプリはとても良く出来ている。
複数のレンズで撮った画像を合成したり、青空はさらに青く、肌色は血色良く、見栄えのいい写真を簡単にとってくれる。
何しろ手軽、ポケットからサッと取り出し、待受画面から直接起動して、パシャっと撮影。
撮影データは、即時にクラウドストレージへ連携、MacBookとも共有できる。
動画も撮れるし、エフェクトでウサ耳をつける事もなんて事ない。
いやはや便利な時代になりました。(じじくさい、ジジイですが。。)
かたや、カメラ。
初めて持ったカメラはフィルムカメラで(デジカメなど影も形も。。。)、バイトで買った「CANON AE-1 Program」という一眼レフの機種でした。
シャッタースピード優先AEで、マニュアルフォーカス、連射するには重いモータードライブユニットをつけなければなりませんでした。
結構ハマって、モノクロですが、現像、プリントなどを自分でおこなっていました。
次に買ったフィルムカメラが、何を思ったか、就職してお金を少し自由に使える様になり、買ったのが「LEICA M6 TTL ブラック」でした。
いきなりライカです。
TTLのための電池はありますが、露出計があれば電池はなくても撮影は可能でした。
・レンジファインダーのブライトフレーム、二重像式のピント合わせ。
・底蓋を開けて行うフィルムの交換。
・金属の塊のような重量感。
・セルフタイマーは外付けゼンマイ仕掛け(これが可愛い)。
面倒臭いと言えば面倒なのですが、それがなんとも心地よい特別感。
その後、時代はデジタル時代へ移ってゆき、M6は手放してしまいました。
今となっては勿体無いな。。。と思います。
(目ぼしいレンズも売ってしまいましたが、何本かは手元に置いておきました)
そして、いろいろなデジタルカメラ(CANON、RICHO、etc)を経て、またM型ライカ、M11-Pへ戻ってきました。
途中のM型デジタルを知らないですが、持ったサイズ感、重量感、昔持っていたM6にとても似ています。
M11-P、操作もとても考えられていて、使いやすいです。
フィルムカメラは、カメラに入れるフィルムでISO感度は決まってしまいますが、デジタルカメラのM11-PのISOダイヤルはフィルム巻き上げノブの位置に引き上げ式のダイヤルとしてあります。
M9までは本体の設定で行ったみたいですが、ISOが物理的にダイヤルで設定できるのはとても良いとお思います。
ISOを決める → 絞りを決める(もしくはシャッタースピード)→ シャッタースピードを決める(もしくは絞り)→ ピントを合わせる → シャッターを切る
とてもシンプルです。
「釣りは、鮒つりに始まり、鮒つりに終わる」じゃないですが、ライカMシステムに戻ってきました。
しかし、昔に比べて価格がとんでも無いことになっていますね。。。(汗
カメラ関連の事柄を、そこはかとなく書いてまいります。
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