Summilux 50mm f1.4のOH(3)

せっかくなので、外装を綺麗に



分解整備は、そんなにしょっ中するものでもありません。
ついでに、レンズ外装の刻印も綺麗にしておきましょう。


文字の色入れには、「ターナー色彩 アクリルガッシュ」を使っています。
水性のアクリル絵の具なので、筆を洗うのも、パレットを洗うのも簡単でいいです。
ただ、一度乾燥すると、普通にアクリル塗料で簡単には落とせません(当たり前)
パレットと言っても、専用のものは持っていません、小児用の風邪薬のキャップを流用しています。



通常の栄養ドリンクなどの蓋に比べてとても小さく、大量に絵具を溶く必要無いのでちょうどいいです。
※蓋に裏についているスポンジ状のものは取り除いています。


絵具は、この蓋に少しだけ出し、同量くらいの水で溶きます。





白文字は、ホワイト(AG020001)で真っ白に蘇ります。
黄色文字は、パーマネントレモン(AG020010)を使っていますが、ライカオリジナルに比べて、明るいです。
オリジナルはどちらかと言うと、オレンジ寄りですが、混ぜてオリジナルに似せる事はしていません。
レモンの方が、視認性は優れています。


その他、レンズの墨剥がれには、ジェットブラック(AG040009)を使っていますが、こちら本当に「黒」です。
塗って乾燥した直後は、オリジナルの反射防止加工がグレーに見えてしまう程、黒いですw
筆は、「ゴッドハンド(GodHand)神ふで」を使っています。
文字の色入れには、極細を使っていますが、残念ながら、はみ出ます(w



拡大鏡をつけて、全神経を集中しても無理です。


なので、半乾きの状態で、はみ出た部分をこすり取ります。
シルボン紙で大まかに擦り取って、残った部分を爪でこすり取ります。
乾いてしまうとえらい事になりますので、注意が必要です。



綺麗になりました。
削り取った粉がヘリコイドの中や、レンズの中に入り込まないように、分解時にやるのがオススメです。
アクリル絵具ですが、完全乾燥にはメーカー公表データで1日程度必要です。指で触れて付かなくなるのは40分くらい。
乾燥するまでは、結構厚みがありますので、レンズの墨などの場合、分解してレンズをバラした状態で乾燥を1日以上する事になります。半乾きで組み付けようとすると、剥がれてレンズに付着したり、厚みがあるため、鏡胴部分と干渉して光軸をずらしたりします。
焦らないことが大事です。


レンズの墨や、広い範囲の墨入れには、同じく神ふでの平筆を使っています。
グリースには平筆の少し大ぶりな物を使っています。
(ヘリコイドグリスなどの場合、筆の毛が抜けて噛み込むと大変ですので、良質で毛が抜けない物を使いましょう)




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